別れるのはこわくないと言いたい(7、8日目)
- 作者: 坂之上洋子,野寺治孝
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2011/09/26
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 6回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
6日目
生まれて初めてネイルサロンへ。
結婚式に出るので、時間もあるし、ネットでポイントも貯まっているし、ということでいってみた。普段もまったく爪はいじらず、たまにベースコートだけ塗って終わり、という昔に比べて進歩した。
いやーこれ爪を綺麗に保ってる人はすごいですね。と思わずにはいられない。
まず生まれて初めて爪にやすりをかけられる。爪が短い状態で行ったので、やすりが痛い。形も綺麗になったけど、軽く深爪状態。そこから甘皮処理。ペンチみたいなのが出てきた時は恐怖を覚えたが、器用に爪との境界を処理していく。すごい、プロ。
ジェルネイルはライトを当てて定着させていくのだけど、熱い。手を入れている間ドキドキしっぱなし。
しかしトータル両手で1時間半かかるなんて!しかも2、3週間でダメになっては塗り直し。お金もかかるし。自分でできれば少しは負担が減るのだろうか。
でも出来上がって光を反射する爪を見ると、たしかに気分が上がる。ただ色のチョイスがいまいちだったから次はもう少し研究してから行こう。…あれ、次もやろうとしてる…?
5日目
アップするのを忘れていた。
5日目。寝過ごしを反省して、ちゃんと早起きして、午前中に勉強する時間を確保することに成功。予約すべきことをして、気持ちがすっきりする。
夜は友人に辞めるに至った経緯を話しつつご飯を食べる。やはり『退職』=ネガティブなイメージが1番に出てくるんだと実感した。体を壊したのか仕事が嫌になってかと思われていたが、今後の自分のことを考えて行動して流れに身を任せていたら、自然と次の働き場所が決まった。そんなことを話していたら、『突き進んでる感じで、前向きでよかった』と言われる。
あまり状況を説明していなかった自分も悪いけれど、転職や退職のイメージがマイナスに捉えられているからこそ、自分の目的を果たして『転職してよかったね』と安心してもらいたい。周りのために生きてるわけではないけど、気にかけて応援してくれる人がいるならそれに応えるのもひとつ。そのために自分にある程度負荷をかけていく覚悟ができた。ただ、忙しくなるほど、周りの手を借りること、人を頼ることは大事だと思うので、頼れる部分は頼っていこうと思った。
そんな友人は送別会ではなく、鼓舞する意味で『決起集会』という名で会を開いてくれるらしい。
さ、今日もがんばろう。
4日目
10,000歩突破。足が痛くて眠くて体力の衰えを感じる。
契約の説明を聞いて、新居の鍵をもらいに行って、新居へ行って、お店があるかの周辺環境チェックして…1万歩超えるわけだ。
朝タイマーをかけていたのに寝過ごすハプニングにより出発が30分遅れる。緊張感がないと朝も起きられないことを久しぶりに実感した。大学1年の時、一限を寝過ごした記憶がよみがえる。
なんとか電車に乗ると、合宿に行く途中の大学生団体と乗り合わせる。夏休みって感じ、懐かしいなぁ。先輩に話を合わせて話題をどんどん展開していた後輩くんの絶妙な自己開示(僕〇〇好きなんすよねー)は勉強になった。その会話すらなんだか懐かしい。
新居に着いて、チェックし忘れたことを汗だくになりながら写真撮ってメジャーで測って確認。
採寸(窓サイズ、クローゼットサイズ、部屋の大きさ、洗濯機置き場のサイズ・蛇口・排水、照明器具・テレビの接続口、エレベータ・ドアのサイズなど)は、内見の時にやっておくべきことだと思います。予想より部屋の一辺が微妙に足りず、レイアウトを見直すことになります…。
周辺環境も確認し終えた気になっていたけど、ルートをいろいろ変えたらスーパーやらお店を発見できた。自転車を手に入れてもっと散策したい。引っ越した後に新しい街を楽しめる余裕があるといいなぁ。
よく歩いたのでゆっくりお風呂につかって勉強して寝る。箱詰めできなかったから明日は箱詰め、洗濯機を物色しに行く。
3日目
起きたら雨風強く、あぁ台風だなぁ、でも外の暗さのおかげでよく眠れたなぁ、とぼんやり起床。テレビをつけて、リオオリンピックの閉会式を見る。映像は美しいし、安倍首相はマリオだし、Perfumeというか中田ヤスタカさん的な音だな、と思ったらまさにそうだったりと、エンタメ要素に溢れたTOKYO引き継ぎ。太陽を模した聖火が消えるのは、やはり祭りの終わりを思い、少しさみしくなる。まだパラリンピックもあるので、終わってはいないけれど放映はどれくらいあるのだろう。
昼からは掃除再開。捨てるか悩んでいたレジュメを、このレジュメを書いたのは過去、過去は過去でしかない、と思うことで全て紙ゴミへ。だんだん捨てることに抵抗がなくなってきた。売る本は申込を済ませて、送るためのダンボール詰めは完了。粗大ゴミ申し込みもした。品目をウェブ上で選択するのだが、よくある品目一覧に『風呂のふた』の項目があり、そんなによく捨てられるのかと思いながらも、私もそこに数量『1』を入力した。一人暮らしでお風呂のふたはいらない。毎日本当に少しずつ進めている片付けだが、少しずつものがなくなっていっていることで、自分を形作っていた空間がだんだんなくなっていき、さみしい。
明日は電車移動で同じ区間を二往復しなければならないから本を読む時間にしよう。平日の昼間に乗る電車はどこかわくわくするから楽しみだ。
2日目
日曜にあせらない、翌日の天気にあせらないのが新鮮な感覚。
今日はダンボール2つ分進捗した。本があまりにも多いため、大半は売りに出そうとして分けながら詰めているから遅いことに気がつく。狭い部屋に引っ越すんだから、読み終わって読み返さない本は全て捨てようとしたらすぐに60冊ほどの山が…先は長い。本、CDは小さいダンボールに詰め、ぎゅうぎゅうに詰めると重すぎて持てない、底が抜けるためあまり冊数を入れられない。これを利用して、あるダンボールに収まるだけの本を持っていくとして、冊数を減らしていこう。
午後は友人宅でキムチ鍋。暑い時の鍋はこんなにも美味しいんですね…それとかき氷機でかき氷。鍋のつゆもかき氷シロップも2人で作って、久しぶりに手を動かしてご飯に向き合った。つゆもシロップも1人分しか使わないとそのシーズンで使い切れないことが多々あるから、手作りすると物を捨てずに済むのがよい。それに、美味しいし心が満たされる。何より作って知ったのだが、シロップの水蜜作るのに水の三分の一の量の砂糖をいれることに驚愕した。熟れた桃を使ったので、正直そんなに砂糖を入れる必要があったのか、今疑問に思う。あとキウイのシロップはバナナの味がした。なぜだろう。
食べて飲んでる間は片付けの話。友人と1K6畳の暮らし方を語り合う。『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』(佐々木典士さん著)の一節、『捨てるときにクリエイティブにならない』に共感した後に、代替性のある物は捨ててオッケーだから卒業アルバムも捨てるという話で『そこまでストイックになれない』とあっさり。自分に合った捨て方を探すのがベストだね、ということでお開き。
明日は台風で雨がひどいようなので、家でゴミの分別、引き続き梱包、粗大ゴミ申し込みに、勉強始めよう。
1日目
仕事を辞めた。職場にひと月前に申し出て、直前までいつも通り仕事をして、引継ぎをして。最終日の朝、いつも通り、ルーティンの仕事をしている時に『もうこれをやるのも最後か』とふと思ったものの、実感のないまま業務終了。この時期にもらう花束はひまわりがメインで、オレンジの元気が出る色。
というわけで、これからは毎日誰もやることを管理してくれないのだから、めったにないフリーな期間の出来事を記録しようと思う。
1日目
土曜なので辞めた実感はない。いつも通り洗濯をした後、引越しをするためにひたすら家を片付ける。家賃をあまり上げずに交通の便が良い場所へ引っ越すため、部屋が今より狭くなる。この1週間、捨ての勝負どき。計画的にやらなきゃ…できたことないけど…
手伝いに来た父親がキッチンハイターを薄めてトイレの黒ずみを落としているのを見てびびりました。コップのつけ置きはやっていたけれど、そこまで応用できるのか、しかもトイレ用洗浄剤より綺麗になってた。こんなやり方もあるのか!
さて、大量の本を売る、売らないの仕分け作業に戻ろう。