白紙ノート

20代後半にさしかかってもなお日々もがくさまの記録

作ることはしんどいこと

ネットラジオを聴くのが好きだ。学生の頃は深夜ラジオを聴いたりしていたものの、社会人になるとそうもいかない。昔はMDに録音して聴いていたが、今はスマホでいつでも聴けるなんてすごいなー、と感心しながら聴いている。

ラジオはフリートークもネタコーナーも、音楽もなんでも好きだった。話している人の人間性がにじみ出てくるので、バンドがやっているラジオなどは、音楽より先にラジオ番組がきっかけでこの人面白いな、というとっかかりができ、そこから音楽を聴くようになることがあった。スマホがない時に世界をどんどん広げてくれたのがラジオなのだ。

 

中学生の頃に、ラジオ番組のディレクターになりたくて、番組あてに手紙を出したことがある。番組ではそれ以外のメッセージ部分が読まれたのだが、そのあと自宅あてに手紙が届いた。そこにはA42枚分のメッセージが書かれていた。番組のディレクターの方が直接返事をくれたのだった。

現実的な「仕事が大変な始めのうちは親に頼れ」という助言、それから「何か1つ誰にも負けないものを作れ」という今思うと本当に大事なメッセージがそこには書いてあった。

それに業界に入るのは意外と簡単で、自分の好きな番組に直接アプローチするくらいの気合いがあればいける、というようなことも書いてあった(その人の私見ではあるけれど)。

 

私は結局のところ、ラジオ番組の制作にも携わっていないし、ディレクターにもなっていない。表現者ともほど遠い仕事をしている。

それでも、これまでそうしたコンテンツ作りをやっていたし、雑誌を作ったり企画を考えたりしていた。ゼミでは発信をテーマにプレゼンやらレジュメづくりやらもやっていた。結局のところ形を変えながらも、何かを通して発信することが好きだったのだと思う。

 

社会人になってからは、そうした発信をしなくなっていた。仕事上でのちょっとした改善などは発信にもなるのだが、コンテンツを作ることはなかった。けれど、あの何かを作り上げて発表するときの怖さや準備のしんどさなどは、忘れられない感覚になっている。

 

ブログを毎日書く姿勢だったり、文章の正確さだったり、デザインの構築だったり、ブログはとんでもなく奥が深い。しかし、そのしんどさは、あの忘れられない感覚と似ている。「何かを作ること」を思い出せてくれるものだと思って、続けられる限り続けたいものだ。